「初心者向けステージスタッフワークショップ」を開催いたしました
「初心者向けステージスタッフワークショップ」を開催いたしました!
初心者の方を対象に、照明・装置・メイクの3つの講座で、
それぞれ平台・山台の組み方、小スペースでの照明の扱い方、舞台メイクのノウハウなどを実習を行いました。
照明編初日では、照明の明かりが点く仕組みや、日本の一般的なワット数、電気の流れなど、照明を使うにあたっての基礎的な部分について、座学を中心として講座が行われました。その他配線やセッティングの方法など、仕込みの段階について実習を通して学びました。二日目では、初日に出された「自分でシーンを考えて照明を作ってみる」という課題をもとに、ステージの上に小スペースを作り、それぞれ実際の照明卓で調光操作を行いイメージを具現化する過程を学びました。
装置編初日では、平台を組めるようになるところを目標に、図面だけを見て参加者同士で相談し合い、どう箱馬と平台を組み合わせればその形、高さを作ることができるかという実習を行い、図面があれば、山台を作ることができるようになりました。また、積まれた平台を倉庫から出し入れする際の注意点なども伝えられ、平台を組むにあたっての一連の流れを学びました。二日目は山台を組むことを目標に、初日で学んだ平台を参加者が組み、その上にパンチカーペット・蹴込布を貼っていくという実習を行いました。平台にテープを貼る際のポイントを学び、二日間通して実際に会場で物品を借りて行うことを前提とした実習が行われました。
メイク編では、「舞台上で照明を当てた時に、メイクの有無でどう違って見えるか」を二日間のテーマとして、初日は役者二人のうち一人にだけメイクをして、照明をあてて台詞を読み、メイクが役者の演技の魅力を増すことを体感しました。二日目は、実際に参加者がメイクを施す実習を行いました。それぞれ参加者がイメージをもとにメイクをし、講師が各テーブルを回りながら、参加者のメイクの手助けをして、完成後には照明を当てて参加者が照明の下でイメージとポイントを発表し、役者のオーラをより引き出すメイクの力を学びました。